糖尿病
血糖値は食事や運動で大きく変化するため、一回測定した血糖値が高いだけで糖尿病とは言えません。HbA1cという指標があり、血糖値の1~2か月の平均値を知ることができます。血糖値、HbA1c値、糖尿病の症状の有無の組み合わせで、正確に糖尿病かどうか診断できます。
のどの渇き(口渇)、体重の減少、尿の回数・量が多い、全身のだるさ(倦怠感)、手足のしびれ、などが多くみられます。
運動は有酸素運動がお勧めです。ウォーキング(早足の散歩)を30分程度すると血糖値が下がります。ただし、運動療法は症状や合併症の進行具合によって禁止または制限されることがあるため、医師に確認して下さい。
薬を飲むこと(薬物療法)と生活習慣の改善(非薬物療法)があります。薬物治療は、内服薬とインスリン注射があります。内服薬は作用機序から大きく3種類あります。
膵臓に働きかけインスリン分泌を増やす薬
インスリン抵抗性を改善する薬
腸での糖の吸収をゆっくりにして血糖の上昇を抑える、もしくは、糖を尿中に出させる薬